日本ミニチュア作家協会
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 小さな夢の世界にようこそ!ミニチュア・ドールハウスとは家や邸などの建物を1/12のサイズに縮小し、部屋の中に家具や食器・絵画・花などの小物を並べて、生活空間を表現したものです。最古の現存するドールハウスはドイツの博物館に展示されています(ストロマーハウス/17世紀初め)。当時、王侯貴族が自分の邸を縮小して職人に作らせ娘の家庭教育の一環としていましたが、そのクォリティの高さや高額さは大人の趣味へと発展、帰結して行きました。

 20世紀に入るとドールハウスの集大成とも言える「クィーン・メアリーズ・ドールズハウス」(イギリス王室蔵)や「ソーンズ・ルーム」(アメリカ・シカゴ美術館蔵)が作られ、国家的遺産として大切にされています。特に前者は沢山の職人や芸術家が参加し、1フィートを1インチ(※1インチは1フィートの1/12)すると言う基準が初めて作られ、この縮尺がそれ以降の世界の主流となりました。

 これによって見た時の統一感や互換性(今あるものを他の物に置き換えられる)が生まれ、コレクターはドールハウスをコーディネイトするという道が開けました。また作家は自分の得意な分野に専念する、いわゆる「分業体制」が整い、現在アメリカ・イギリスを中心に世界中で親しまれています。最近は日本でも毎年のようにミニチュアやドールハウス展が開催されるようになりました。 
 ミニチュア・ドールハウスはただ単に趣味としての範囲を超えて、ある時代、ある地域の生活環境を表現するという歴史的、文化的な価値を持っています。また品質の高いものはいわゆる「ミュージアム・クォリティ」としてその価値を認められ、評価に値する取引が行われています。作家は感性を何よりも大切にしながら長い時間をかけて技術を磨き、素材を選び、丹精を込めて美しく丈夫な作品作りに励んできました。実際には住むことのできない家、座れない椅子、使えないスプーン・・・。それらは単なる建物や道具としての存在から、各々の思いを引き出す愛しき物へと導いてくれる役割が生じていくように思います。多くの人がそこに心の安らぎを覚え、夢を見、明日への勇気を持たせてくれる「魅力」を感じて来たのではないでしょうか。
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